サボテンの気持ち

とある当事者のメモ帳。たまに日常。

深く狭くに憧れて

いきなりですが私は今まで何事も広く浅く過ごしていました。

趣味もそうです。友人や恋人の好きなものを知りたくて色々な物に触れてきましたが、どれも私の中で中途半端になってしまっています。一貫して好きなものがなかった私は、狭く深く自分の趣味について熱く語れる人が羨ましいです。のめり込めるほど好きなものがない、と言うのは少し虚しくなります。

 

私は好きなものについて嬉しそうに語っている人達が好きです。何故か私の周りには何かしら一貫して好きな趣味を持つ人や、それについて努力できる人が多いです。好きこそ物の上手なれ、なのかその人達にどんどん置いていかれます。そしてその友人達は眩しいくらいいきいきしています。私はどの趣味も好きですがどれも中途半端、しかも周りにはその趣味を自分なりに極めてきた人達がいる。いつしか同じ趣味でも会話の内容は専門的になってきて私には理解できない領域へ。そんな事が続いて私は自分を薄っぺらい人間だと思うようになりました。好きなものを周りに合わせて、私は何をしてきたのだろうと。

 

結局は私は憧れているだけなのかもしれません。私も友人達みたいになりたい。キラキラしたい。好きなものについて語りたい。

 

そんな私にも自分から興味を持って好きになったものはあります。波はありますがそこそこ続いています。ですが、私がそれについて話してもなかなか聞いてくれる人は居ませんでした。聞いてもらえないのは、私が薄っぺらいからなのか?と本気で悩んだこともあります。そんな時に友人からも裏表がありそうと言われて自分に自信を無くしました。

 

話が逸れましたね。

私が一番悲しかったのは「それは私にはわからない分野だから」と一蹴され、話題をすぐに変えられた時です。

 

私は好きなものを続けるには、誰かに話したりして自分の気持ちを表現することも大事だと思っています。孤高でも良い、一人でも良いと思っている人も居るとは思いますが、私にとって好きなことについて誰かと語れる時はかけがえのないくらい楽しい時間です。でもなかなか難しいですね。

 

モヤモヤしているそんな時に好きな趣味で降級しました。それに加えて何か好きなことについて文章を書きたいと思っても、何も書けない自分に気づいてしまいました。胸を張って好きだと言えるものが何も無くて空っぽでどうしようもないなぁなんて。

 

しかし、落ち込んでばかりはいられません。

これからどうしたいか、どうなりたいかまだわかりませんが色々考えてみたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!