サボテンの気持ち

とある当事者のメモ帳。たまに日常。

リカバリーについての考え

リカバリーという言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。

では、リカバリーとは何なのでしょうか?

 

ここでのリカバリーとは、病気や症状が回復すると言う意味だけではありません。「症状と向き合いながらも自分らしく生きていく過程」という意味も含まれます。

 

本当は病気は治ることが一番嬉しいのですが、そうはいかない場合もありますよね。症状が邪魔してやりたいことも出来なかったりします。しかし、それでも「自分らしく生きようとする姿勢や考え方」をリカバリーという言葉で表しているのだと思っています。

 

「自分らしく生きる」って抽象的で難しいですよね。ですので私は「自分が何を出来るようになりたいか」を考えました。そして出来た私のリカバリー目標は「働きながら生活面でも自立すること」です。

ある人にとってはこの目標は当たり前の目標かもしれません。現に統合失調症になる前の私は少なくとも今より出来ていました。

それが出来なくなっていることを受け入れることも、大切なのだろうなと思っています。

 

リカバリー目標を立てる時にはハードルは高くし過ぎずに段階を踏むことが重要だそうです。例え目標を達成出来なくても自分を否定しないようにしてください。それよりも「何故できなかったのか?」などを考え、工夫してみましょう。例は、頓服を飲むタイミングは大丈夫だったのか?や、注意サインが出た時の対処法などです。時間はかかりますが、一度に挑戦し過ぎないようにしてください。

無理をし過ぎて悪化させることは避けたいですよね。自分のキャパシティは自分ではわからないことがあります。ですから主治医の先生や病院のスタッフさんなどに相談してみるのも良さそうです。相談できるのであれば、家族や友人などの近しい人にも相談してみてください。一番近くで見てくれているのは、やはり近しい人です。なのでその人達からの理解を得られれば、お互いに生活しやすくなると思います。

 

やる気などのモチベーションを保つのはとても難しいです。私の場合、可能ならば節目ごとにプチご褒美などがあれば頑張れます。

 

出来ることが増えると選択肢も増えるので、「自分らしく」過ごしやすくなるのではないのでしょうか。

 

今一度、私自身を振り返る機会を作っていきたいです。

 

思いついたことでも良いので紙に書き出したり日記をつけておくと、振り返りやすくなると思います。

 

最後にリカバリー目標は人それぞれですので、「自分がこう生きたい!」、「こうなりたい!」と考えることが大切だと思います。