サボテンの気持ち

とある当事者のメモ帳。たまに日常。

自分の病気について勉強して良かったこと

今回は、私が「自分の病気について勉強して良かったこと」を書こうと思います。

まず、自分の病気や症状についてどうやって勉強したかというと、同じ病気の人の体験談を聞いたり何冊か本を読んだり、インターネットで調べたりしました。私は3冊くらい読んだのですが本によってまとめ方や細かいところが違うので、一冊だけではなく出来るだけ色々な本を読んだ方が良いと思います。その中で自分にあった本を見つけられたら、その本が自分のバイブルとなるでしょう。

他にも症状について調べるだけではなく、私自身の症状の記録も取るようにしました。記録を取ると自分の体調や症状があらわれる波が把握しやすくなります。なので、自分の注意サインや頓服を飲むタイミングが分かるようになったので体調管理がしやすくなりました。

 

勉強するようになって良かったなと思うことは、自分がどんな症状なのか把握しやすくなったので周囲の人との意思疎通がしやすくなりました。例えば家族や友人に「こういった症状が出たから辛い」など相手にわかりやすく伝えられるようになりました。そうすると周囲の人からの理解も得られるようになってきたので、周囲の人も比較的安心して接してくれるようになりました。その他にも主治医の先生にも自分の症状について的確に伝えられるようになったので、微妙な変化なども把握して貰えるようになりました。なので薬や頓服などの相談もしやすくなりました。どんな時にどの頓服を飲めば良いのかなども理解できるようになり、自分の中での対処法が増えました。

そうすると服薬の大切さが分かるようになりました。勝手に服薬を中断して断薬をしてしまうと再発する確率がグンと跳ね上がってしまうのでそれは避けたいと思ってます。現に私が薬を飲み忘れたりするとすぐに症状があらわれたりするので、服薬管理をしっかり出来るようになりたいです。

 

他にも思わぬところでメリットがありました。

それは『障害年金を申請する時に自分の症状について書きやすくなる』ことです。障害年金を申請する時には自分で通院履歴や自分自身の症状について書かなくてはなりません。その時にどんな言葉で書けば伝わりやすいのか、この症状はこういう名前なのだなど理解できるととても書きやすくなります。それだけでだいぶん楽になりました。

 

このように自分の症状について把握できるようになるとメリットが沢山あります。デメリットをあげるのならば『自分はこういう傾向があると決めつけてしまう』ことがあります。そこの対応は難しいですが自分自身だけで決めつけずに、納得できるまで主治医の先生としっかり話し合うことをオススメします。疑問に思ったことや新しく出てきた症状などをメモして診察の時に主治医の先生に見せると伝え忘れがないと思われます。

 

メリットデメリットをしっかり理解した上で、自分の病気や症状について勉強すると対処法なども考えやすくなります。

 

 

私の病気、統合失調症は未だによくわかっていないところが沢山あります。なので、日々新しい情報を取り入れていきたいと思ってます。