サボテンの気持ち

とある統合失調症当事者のメモ帳。たまに日常。

私が統合失調症を受け入れるまで、その2

統合失調症に仕事を奪われたと思った私は、何をすべきかわからぬまま通院したりデイケアに通っていた。

 

そんな私にも救いはあった。それはとあるプログラムである。

 

そのプログラムは私と似たような病気を持った人が集まり、情報を共有したり病気や再発予防について学んだりしていた。そこで私は統合失調症について学び、少しずつ理解していった。そして統合失調症になりながらも病気と上手に付き合いながら就職している人たちがいる事を知った。私もそうなりたいと思い、積極的に質問した。そして今でもそのプログラムで症状との付き合い方を学んでいる途中だ。

 

統合失調症について学んでいくうちに、私はとあること気づいた。そう言えばまだ私は主治医の先生から病名を告知されていないのであった。もう、私は自分が統合失調症だと自覚していたが、診察の時に主治医の先生に質問をしてみた。

 

「私は統合失調症なんですか?」

 

質問をすることは怖かった。何故、主治医の先生が病名を言ってくれなかったのかわかった気がした。

主治医の先生は驚きながらもそうだと答えた。私はそこでやっと自分が統合失調症だと告知された。しかし私はあまりショックを受けずに自分の病名を受け止めることができた。

 

ここまで書くと1人で頑張ったように思われるかもしれないが、自分の気持ちをここまで落ち着かせるのは、私1人ではできなかったと思う。病気になっても態度1つ変えずに見守ってくれていた家族や友人達の存在が大きい。デイケアや病院のスタッフや主治医の先生にも感謝している。

 

統合失調症は決して珍しい病気ではない。日本の人口の1%、つまり100人に1人はかかると言われている。100人に1人の確率でなってしまうかもしれない病気なのに、統合失調症について知らない人の方が多いと思う。現に私も自分が統合失調症になるまでは全く知らなかった。私はその1%になってしまったわけだが、それでも前向きに生きたいと思っている。